やらなきゃいけないのは分かってるんだけど、まったきやる気が出ないなー
いろんな方法を試してみたけど、いまいち続かない…
という人に向けて書いていきます。
- やる気を出すには、気持ちではなく脳をやる気にする
- 日常生活で活かせるとすぐに動けるようになる
勉強とか仕事とか、やらなきゃいけないのわかっているけど、なかなか取りかかれないですよね。
気付いたら「もうこんな時間!」と慌てたり、諦めたり…
でも、今回はそれを改善して「やる気を出す」方法を紹介したいと思います。
どうせ、続かないんだろうな…とか思わなくて大丈夫です。
普段の生活に、ひと手間加えるだけなので。
この方法を知ったら、前よりもすぐに勉強や仕事に取り掛かれるようになりますよ。
という方は、病院へ通ったほうが良いかもしれません…
やる気が出ない = やるべきことにすぐ取り掛かれない
と解釈して解説していきます。
あくまでも、「やらなきゃいけないのは分かっているけど、すぐに行動できない」人に向けた記事となっています。
やる気を出す手順1:頭の中の言語を変える
頭の中の言語とは、「声に出していない自分の言葉」です。
例えば、「眠いなー」「おいしそうだから買ってみようかな」など、声には出してないれど、言葉になっているものです。
これを変えます。
私たちは無意識のうちにこれらの言葉使っていますが、大きく分けると3つあります。
- 主観的(「眠いなー」などの感情をそのまま表す)
- 客観的(「スマホをみてる」などの状況を表す)
- 経験的(主観的 + 客観的)
これらに分類されるのですが、
経験的な言葉に変える
というのが一番伝えたいことです。
経験的な言葉って何?
例えば、
- 少し眠いから、体を横にしてスマホを見てる
- お腹がすいたから、キッチンに行って食べ物を探す
- 勉強をしたくないから、ついゲームに手が伸びてしまう
などのように、今ある状況を自分の感情と結び付けた言葉のことです。
ここからが大事。
先ほどの例のように、
「書類が重なってて、1つ1つを読むのが億劫。手に取る気が起きない」
という感じで、
問題と体の様子を1つの文章に変えます。
なぜ、これが「やる気」を出して、すぐ行動することに関わってくるのか。
次の見出しで解説します。
やる気を出す手順2:実は気持ちの問題じゃない、脳の問題
ここで1番伝えたいのは、
やる気が出ないのは、あなたの気持ちではなく脳の問題
ということです。
すぐに行動できない原因は「脳」にあるのです。
だって、行動に移すのは体。
体に指示を与えるのは脳。
気持ちは「行動したい」のに動けないのは、「脳がうまく指示を出せていない」だけということが分かりますね。
なので、脳がうまく指示を与えられるようにしてあげる必要があります。
それが、「経験的な言葉を使う」ことです。
これによって脳が次にするべき行動をイメージして、適切な指示を与えてくれるようになります。
だから、行動できるようになる。
やる気を出す手順3:言葉と行動は脳で密接な関係がある
そんなんで動けるようになるのかよ
実は、言葉と行動は密接な関係があるから、効果があるんだよ
- 運動しながらのほうが語学習得の成績が良いという研究結果(https://toyokeizai.net/articles/-/190671?page=2)
- 運動は脳の様々な部位を総動員して行われているという内容
最新 運動と脳―体を動かす脳のメカニズム (ライブラリ脳の世紀:心のメカニズムを探る) (日本語) 単行本 – 2000/3/1
これらのことから
体を動かすことと脳の言葉をつかさどる部分が関係しているということが分かります。
つまり、これらを上手く活用して脳に「やる気」出させようということです。
言葉で脳を動かす
私たちは、脳でいろんな「偏見」や「固定観念」を持っています。
つまり、「思い込み」ですね。
- 「だるい」と思っていたのに。実際に作業してみたらすぐに終わった
- 「難しい」と思っていた問題が、考えてみたら割とすぐ解けた
のような経験がありませんか?
このように脳内で「こうなっているはずだ」という仮想現実を作り出しているのです。
なので、実際の物事を「自分の感情と客観的事実を混ぜた言葉」にすることが重要。
脳内の仮想現実をもとに、脳は指示を与えているので、その仮想現実に合わせた行動ができるようになります。
現実で必要な体への指示と仮想現実での体の指示のずれがなくなって、より行動しやすくなるのです。
すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法 Kindle版
やる気を出す手順4:具体的なやり方
普段から、経験的な言葉をよく使うことがとても重要です。
それによって鍛えられ、よりやる気を出しやすい脳になっていきます。
すぐに行動できないときに
こういう時は、実際に頭の中で「状況×感情×体の様子」を言葉にしてみましょう。
「課題が多くてめんどくさいから、手がつかない」
などのように、言葉にしてあげることで「脳内」で適切な行動のイメージが出来上がり、体に適切な指示を与えられるようになります。
その結果、「行動しやすい脳」へと変化するので、頭の中で言葉にしていきましょう。
やる気を日常生活で発揮していく
例えば、雑談の場や一人ごと(声に出さないことも含める)などですね。
ここでは、「次にやること」を話すのでなく、「出来事を客観的な言葉と体の様子や感じたこと」を話してください。
- 「わからない問題があったから、もう嫌になってしまって勉強の手を止めたんだ」
- 「書類の整理が終わりそうになかったけど、夢中でやってたらいつの間にか終わってて小さくガッツポーズをしたんだよね」
というような感じです。
これによって、
- 経験的な言葉の練習になる
- もし、同じ場面に出くわしたときに「スムーズ」に脳が対処しやすくなる
という効果があるので、周りを巻き込んで「脳をやる気にする」ことができます。
まとめ
言葉が脳を動かし、行動を起こしていくというのは信じがたい話でもあります。
しかし、実際に私は貯めていた課題の8割を終えて、今もいろいろ取り組めるように変化してきました。
無意識に、「やろう」と思ったことをできているので(完ぺきではありませんが…)、
皆さんも実践してみてください。